ドイツ留学を英語ですることに関して [経験者からのアドバイス]

international_students_germany

今回の投稿では、「ドイツの大学に英語留学するのってどうなんだろう」といった疑問を解消していきます。

ぼく自身が英語でドイツ留学していることから、いろいろとアドバイスできるかと思います。

なおここで言う留学とは、主に正規留学と交換留学のことを指します。

ドイツ留学を英語でするって実際どうなの

正規留学

ぼくの率直な意見としては、〇〇大学で〇〇を学びたいとか、〇〇研究室/ゼミで〇〇の研究がしたいとか、そういった動機があるのであれば「ドイツの大学に英語で正規留学するのはあり」です。

(ぼくの場合だと、ドイツに来た主な理由はミュンヘン工科大学で計算力学を学びたかったから。)

一方で、英語でドイツ留学をする動機が「英語だけで卒業できて、しかも授業料が無償だと聞いたから」といった感じなのであれば、再考することをおすすめします。

というのも、英語だけで卒業できる大学はドイツ以外の国にもあります。アメリカやイギリス、オーストラリアはもちろん、スイスや北欧、シンガポールや中国にもあります。

英語だけで卒業」が目的なのであれば、無理にドイツにこだわる必要はありません

それから授業料に関してですが、ドイツの州立大学の授業料が無償/格安というのは本当のことです (2019年時点)。しかし、それは裏を返すと、学生は大学のお客様ではないということを意味します。

たとえば、数百人がテストを受けてそのうちの半分が落ちる、なんてドイツの大学ではわりと普通のことです (もちろん、大学・専攻によって変わってきますが)。

「授業料無償」だけを切り取れば聞こえはよいですが、タダより高いものはありません

英語の学位プログラムを選ぶときの注意点

進学希望のプログラムがいつ作られたかは確認しておいた方が良いです。

プログラムができてからの月日が短いと、いろいろと不手際があるかもしれません (運営側が試行錯誤している可能性がある)。

交換留学

ドイツの大学に英語で交換留学するのはありだと思います。

とくに、ドイツに興味があるとか、ドイツの○○大学で勉強してみたいといった動機があるのなら、留学することをおすすめします。

参考までに、ぼくがドイツで知り合った交換留学生(複数人)は「留学できてよかった」と言っています

みなドイツでいろいろと刺激を受け、何かをつかんで日本に帰国しているように思います (上から目線かもしれませんが)。

それから、ドイツでは学生ビザでもアルバイトやインターンシップをすることができます。働ける日数に制限はあるものの、きちんとお金をもらいながら就業経験を積むことができます。

英語だけで留学生活を乗り越えられるか

ぼくの経験上、大学で授業を受けたり、テストを受けたりする分には、基本的に英語だけで大丈夫です (英語の学位プログラムであるなら、それが当然か)。

一方で、日常生活ではドイツ語が必要になります。たとえば、スーパーで買い物する際、バーに行く際、住所登録をする際など。

ちなみに、ぼくが住んでいるミュンヘンは国際的な都市と言われていますが、それでもすべてを英語で押し通すのは難しいです。

ドイツの大学に来ている留学生の英語レベル

英語でドイツ留学をするにあたって、ほかの留学生の英語レベルも気になるかと思います。

ドイツの大学に英語で留学する場合、最低でもB2レベルの英語力が求められます (B1でいける場合もあるかも)。

英語の学位プログラムであれば、英語がほとんど話せないという学生はまずいません。それどころか、英語を母語とする学生もいます (アメリカ人の留学生が意外と多い)。

ぼくの修士のプログラムに限ったことであれば、みなC1レベルには達しています(IELTSの点数を聞く限りだと7.0より下はほとんどいない)。なので、意思疎通で困ることは特にありません。

ちなみに、ドイツ人の大学生は普通に英語を話せます。語彙やアクセントには個人差がありますが、ほとんどの大学生はC1レベルに達していると思います。

ドイツ留学後の就職に関して

大学卒業後ドイツに残るつもりなのであれば、ドイツ語はできた方がよいです。というのも、求人情報などはドイツ語で書かれていることが多いので、ドイツ語ができないと選択肢の幅が狭くなります。

専攻やコネによっては、英語だけで就職できることもありますが、それでもドイツ語は多少なりできた方がよいです。ドイツにいてドイツ語ができないということは、大きなハンデを背負っていることにほかなりません (ぼくはすでに経験済み笑)。

参考までに、ぼくの顔見知りの教授(ドイツ人)と上司(日本人)はそれぞれ、ドイツ語B2とドイツ語C1の取得を最低ラインとして推奨しています。

ドイツでの就職を考えている人は、留学前からドイツ語の勉強をしておきましょう。

日本に帰って就職するのであれば、「ドイツ語はあまりできなくてもよい」と割り切ってよいかもしれません。

2 Comments

大橋篤

急にすみません!
今京都大学の四回生でミュンヘン工科大学院で生物を学ぼうと考えています。
実際書類審査の他にどのようなテストが課されたのか質問したいです。よろしくおねがいします。

返信する
yama9980

こんにちは。コメントありがとうございます。

私は書類審査だけでミュンヘン工科大学の修士課程に受かりました。
ドイツの大学院を受ける際、日本の院試のような筆記テストは基本的に受けません。
面接は場合によってあったりなかったりです。

ドイツの大学院出願に関しては、「ドイツの大学院に進学するまで」という記事にいろいろとまとめてあります。
よければ一度ご覧ください。

山本

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です