スマホを使うことの代償 [これくらいは知っておきたい]

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はじめに、iPhoneが初めて発売されたのは2007年のことですが、それからたった数年で、スマホはぼくらの生活に一気に普及しました。そして今(2020年)では、スマホは欠かせない存在となっています。

「スマホは便利」というのはみんなの共通認識でしょう。しかし、スマホの悪い面というのはあまり語られません。そこで今回の投稿では、スマホを使うことの代償について考えてみたいと思います。

SNSを使うことの代償

スマホを持っている人のほとんどは、何らかのSNSアプリをスマホに入れていると思います。ラインやインスタグラム、ツイッター、スナップチャット、ティックトック、フェイスブックなどが代表的ですね。

そしてほとんどの人が、SNSアプリがスマホに保存されている写真・動画にアクセスすることを許可していることでしょう (というより、許可していないと写真や動画をアップロードできなかったはず)。

それはつまり、自分のスマホにある友達や家族との写真、アホな写真・動画、イケナイ写真などが、すべて筒抜けになっているということです。別に写真や動画に限ったことではなく、チャットの履歴などもすべて筒抜けになっているのではないかと思います。

ここで何が言いたいのかというと、ぼくらの個人情報(名前などに限らず使用履歴も)は電子情報として保管されていて、情報を持っている会社(たとえば、グーグルやフェイスブック)はそれらをいろいろと解析をしているだろう、ということです。(記事の最後で関連書籍を紹介しています。)

自分の個人情報や使用履歴を渡す代わりに、SNSを使えていると言っても過言ではないかもしれません。決してSNSを「タダ」で使えているわけではありません。

スマホの位置情報は筒抜け!?

スマホを持っている人ならば、一度はグーグルマップを使ったことがあるでしょう。この記事を読んでいる人も、始めての場所に行く時や道に迷ってしまった時に、グーグルマップを使ったことがあるのではないでしょうか。

グーグルマップは便利です。スマホの位置情報をオンにしておけば、自分の居場所がすぐにわかります。そこから目的地までの生き方も簡単にわかります。

ただ、グーグルマップ上に自分の位置情報が表示されているということは、グーグル側に自分の居場所が筒抜けになっているということだと思います。

これは何もグーグルマップに限ったことではありません。スマホに位置情報が入っているということは、便利な反面、一定の危険性もはらんでいるということです。

これはあくまでぼくの憶測ですが、ある人のスマホの位置情報とSNSアプリの情報がわかれば、その人の1日を分単位(もしくはそれ以上の精度)で再現できるでしょう。それくらいぼくらの普段の行動は筒抜けになっていると思うのです。(実際、アメリカ政府はそうしたデータを集めている/た。)

スマホのカメラの危険性

近年のスマホのカメラの性能には目を見張るものがあります。顔認識機能がついていたり、夜景用の機能がついていたりと、とても便利です。

旅行先や友達と遊んでいる時に写真を撮るとなれば、多くの人がスマホを使っていることでしょう。一昔前までは、デジカメを持って行っていたのが、今では完全にスマホになっているように思います。

スマホのカメラが使いやすくて便利というのは疑いようがありません。しかしながら、スマホのカメラ(パソコンのカメラも同じく)は遠隔操作でのぞき見される可能性があります

これは元NSA(アメリカ国家安全局)職員・スノーデンの内部告発により暴露されたものです。彼の話を元にした映画がありますが、その映画では狙ったパソコンのカメラをハッキングしてのぞき見するというシーンが出てきます (正確にはパソコン・スマホをハッキングして、カメラやマイクだけを起動させるというもの)。

スノーデンの暴露話は日本ではあまり大きな話題にはなりませんでしたが、スマホ(というよりインターネット)を使う人は全員頭に入れておいたほうがよいです。この記事の最後にスノーデンの本を紹介しているので、興味のある人はぜひ読んでください。

ユーチューブという名の誘惑

ユーチューブがサービスを始めたのは2005年のことで、それ以来、破竹の勢いで動画数・再生数が伸びています。

ユーチューブの勢いはすさまじいもので、最近の若者(とくに今の小学生・中学生)はテレビではなくユーチューブを見ていると言われるくらいです。

みなさんも知ってると思いますが、ユーチューブではある動画を見ると、それに関連する動画が出てくるようになっています。そして、どんどん自分の好みに合った動画が紹介される仕組みになっています。

一度ユーチューブを見始めたら最後、気づいたら数時間経ってしまった、なんてよくあることです。

さらにたちの悪いことに、インターネット(つまりスマホ)があれば、いつでもどこでもユーチューブにアクセスできます。はっきり言って中毒性が高いです。

さて、これからもたくさんのユーチューバーが誕生して、ユーチューブ動画を見る人がさらに増えるでしょう。新規ユーチューバーの中から成功する人も出てくるでしょう。しかしながら、その結果として一番得をするのはおそらくユーチューブ側です。

これはユーチューブに限った話ではなく、SNSアプリなどにも言えることです。みんながサービスを使えば使うほど、おいしい思いをするのはサービスを提供している側です。そう考えてみると、ぼくらはスマホに搾取されていると捉えることもできます。

スマホを使うことの代償 [まとめ]

ここまで読んでもらったみなさんには、スマホを使うことの代償がわかってもらえたのではないでしょうか。この記事では触れませんでしたが、スマホ依存など、スマホの悪い面はほかにもたくさんあります

じゃあ、今の人間社会からスマホを完全に取り除けるかと言われると、それはたぶん無理でしょう。ぼく自身、なるべくスマホは使わないようにしていますが、それでも普段の生活でスマホが必要となる場面が多々あります。

今の時代では、スマホを使うことは致し方ないことだと思います。ではぼくら一般人はどうすればよいのか。それはスマホを使うことの良い面と悪い面をしっかりと把握しておくことでしょう。

(この記事ではスマホを取り上げましたが、もしこれが次世代型の腕時計だっとしても話は同じです。ぼくらがインターネットを使う限り、この記事で紹介した代償はずっと続いていくことでしょう。)

関連書籍

スノーデン 日本への警告

本書は、元NSA(アメリカ国家安全局)職員・スノーデン氏をゲストに迎えた東京大学での講演会を文字に起こしたものです。

本の前半部分はスノーデン氏との質疑応答となっており、アメリカ政府が全世界の人に対して、インターネットを通した無差別的な監視を行っている(た)ことが言及されています。本の後半部分では、スノーデンの顧問弁護士や公安事件に詳しいジャーナリストたちによって、政府の権力や監視体制に関する深い議論が行われています。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

GAFA (Google, Apple, Facebook, Amazon) に対する考察・議論を張り巡らせた一冊

GAFAがなぜこれほど成長したのか、GAFAが狙い撃ちにしている人の本能とは何か、GAFAが創った世界でどのように生きるのか、といったことが言及されています。世界的大企業の別の顔を見ることができる良書です。

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