英語学習

ぼくの英語はどのように上達したか―英語偏差値40から海外の大学院まで

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こんにちは。

ドイツに留学中の大学院生、やま(詳細プロフィールはこちら)です。

今回の投稿では、

英語ってどんな感じで上達していくの?
どれくらい英語を勉強したらしゃべれるようになるの?
TOEICで800とか900とれたら、どれくらい英語がしゃべれるの?

といった疑問を解消すべく、ぼくの経験(高校3年で英語偏差値40から海外の大学院まで)を振り返っていきます。

この記事でわかること〇 ぼくの英語がどのように上達したか

 

〇 これまでぼくがどれくらい英語に触れてきたか

 

〇 英語をしゃべろうと努力するなかで苦労したこと

高3夏のセンター模試で英語偏差値40

すべての始まりは高校3年生の夏。当時のぼくは英語が大嫌いで、センター模試の英語ではあろうことか偏差値40をとってしまった。模試の結果を見るなり、慌てて予備校に通い始めたのを今でも覚えている。

当時の先生が音読をすすめていたので、とりあえず毎日音読をしていた。夏休みは英語の勉強に4時間は割いた。夏が終わってガス欠したが、センター試験本番では160点とれていた。

受験勉強を通して気づいたことは、試験のための勉強はまったく楽しくないこと。それから半年英語を勉強したにもかかわらず、ちっとも英語が話せるようになっていなかったこと。ぶっちゃけ、当時の実力は英検準2級あるかないかくらいだったと思う。

海外ドラマ・フルハウスとの出会い

高校を卒業してから大学に入るまでの1か月間は、「英語しゃべれるようになりてー」という漠然とした気持ちを抱えながらダラダラと過ごしていた。

そんな時、英語しゃべれる知人がフルハウスという海外ドラマをすすめてくれた。そこで、実力試しに英語音声・字幕なしで見てみた。「ある程度聞き取れるかも」なんて思っていたが、まったくわからなかった。6歳くらいの子供がしゃべる英語でさえほとんど聞き取れなかった。冗談抜きで、I とか you、can くらいしか聞き取れなかった。見始めてからわずか5分で挫折した(笑)。

何か策はないかということで、英語字幕ありで見てみた。すると、意外と簡単な単語が使われていること、文法も中学レベルのものばかりだということに気づいた。字幕があればなんとなく意味はわかる。そんな感じだった。

そこからフルハウスを軸に英語を勉強していくことにした。ぼくが当時やっていたことは、夜にフルハウスを1話見て、気になった単語や文法を調べること。そして、次の日の通学時間に同じ話を見ること。そうすると、調べた部分が理解できるようになっていた。このサイクルを繰り返したところ、少しずつだが聞き取れて理解できるセリフが増えていった。それが普通に楽しかったこともあり、1日3時間は英語に触れていた(この時からアメリカに留学に行くまでの3年間、毎日3時間は英語に触れていた)。

フルハウスで英語を勉強し始めてから2か月後、ある壁に衝突した。それは日本では英語をしゃべる機会がほとんどないという事実。せっかく英語を勉強していたのに、それを使う機会がなかった。そんな状況を打開するために、学生プログラムに参加することにした

フィリピンの学生・エドワードとの出会い

大学1年の夏、学生プログラムの一環で外国人学生を家に泊めることになった。その時に出会ったのが、フィリピンの学生・エドワード。

エドワードに会うまでは、発音悪かったらどうしようとか、文法間違えたら恥ずかしいなとか、エドワードに自分の英語をバカにされたらどうしようとか、そんなことばかり考えていた。でも実際にエドワードと会ってみると、普通に気さくでいいやつだった。そんなエドワードと過ごす時間が楽しかったので、どうしようなんていうネガティブな気持ちはすぐに吹っ切れた

エドワードの英語はゆっくりで丁寧だったので言っていることは大体わかったし、ぼくのつたない英語も彼に多少なり通じていた。そのおかげで、「自分の下手な英語でも意思疎通がとれている」という感覚がわかった。それが自分にとってはとても大きな一歩だった。

とはいっても、当時のぼくの英語は本当につたなかった。日本のことに関して何か質問されても答えるまでに5秒はかかっていたし、自分の言いたいことがうまく英語にできず会話が途中で途切れることもあった。簡単な文法(三単現のsとか)でさえ間違えまくりだった。発音も猿真似だったので、聞き返されることが何度もあった。英語が全然うまくない自分に少し失望することもあった。

嘆いていても何も始まらないので、なぜ英語がうまくしゃべれなかったのかを検討した。すると、日本語で言いたいことを考えてそれを英語に訳そうとしていたことに気づいた(道理で質問に対する反応速度が遅かったわけだ)。そこでまず、簡単な英語を使いこなせるようにするところから始めた

家に「安河内で自信をつける!入門33パターン」という参考書があったので、それを使うことにした(基本例文が200個ほど紹介されているものならなんでもよい)。参考書に載っている文はすべてスラスラ言えるようにした。それから、英語は英語のまま理解することを心掛けていた。発音は猿真似だった(今なら発音矯正アプリなど、いくらでも方法はある)。

フルハウスによる英語学習はそのまま継続した。この頃には2週目に入っていた。すでに一回見ていたこともあり、聞き取れるセリフが増えていた。細かいところはまだまだ理解できていなかったが。この頃も1日3時間は英語に触れていた

エドワードとはたまにチャットをしていた。そして、大学1年の終わりにフィリピンに行くことにした。

初めての海外・いざフィリピンへ

大学1年の終わりに、学生プログラムでフィリピンにいった。その時はエドワードの家にホームステイさせてもらった。

半年間の頑張りのおかげか、エドワードに聞き返す回数がものすごく減った。そして、覚えた基本例文も口からスラスラ出てくるようになっていた。自分の実力不足のせいで会話がうまく続かないということもあったが、半年前にくらべて実力が伸びているのがわかった。自分がやってきたことの方向性が間違っていなかったので、内心とてもうれしかった。

フィリピン滞在中に、エドワードと一緒に映画を見に行った(フィリピンは公用語が英語なので、映画に字幕がついていない)。当時のぼくは、ある程度聞き取れだろうと高をくくっていた。しかし、映画のセリフはほとんど聞き取れなかった。エドワードは割と理解していたようで、彼との間に歴然とした実力差を感じた。

あと、ちゃっかりフィリピン人の彼女を作った。

フィリピンから帰国、TOEIC700取得

日本に帰るなり、TOEICを受けた。自分の本当の実力が知りたかったので、テスト前の勉強は模擬テストを2週するだけにとどめた。結果は700点(L:405, R295)。海外ドラマの会話スピードに慣れていたおかげで、TOEICの会話スピードはかなり遅く感じられた。同時に、リーディングをまったくしていなかったことに気づいた。

物は試しということで、大好きなスターウォーズの洋書を買いに行った。どれくらい読めるかなとわくわくしていたが、読み始めてわずか1ページ目で挫折した。なんせ、知らない単語が多すぎた。あとでインターネットで調べたところ、自分のレベルにあった洋書を選ぶべきだったということに気づいた(笑)。

とりあえず中学・高校の英語の教科書を読むことにした。そしたら意外とスラスラ読めた。わからない単語もある程度文脈から推測できた。フルハウスは相変わらず見続けていた。このころは3週目で、ジョークがある程度わかるようになっていた。この頃も1日3時間は英語に触れていた

彼女とは毎日チャットしていた。たまに電話することもあった。自分の発音がおかしい時は、彼女に直してもらった。この時気を付けていたのは、フルハウスでインプットした英語表現をどんどん使って自分のものにすること。

ふたたびフィリピンへ

9月に彼女に会うためにフィリピンへ。この時は彼女の実家にホームステイさせてもらった。半年前より表現の幅が増えていることに気づいた。しかし、フィリピンの学生と自分の間には大きな実力差が残ったままだった。

日本に帰国後、彼女と別れた(別れた理由などはここでは割愛)。

フルハウスに飽きてきたので、別のドラマを見始めることにした。そこで出会ったのがチャック(40分もののドラマ)。実力試しに字幕なしで見たが、まったく歯が立たなかった。40分もののドラマは普通に専門用語が出てくるので、当時の自分には難易度が高かった。それに加えて、フルハウスよりも会話スピードが速かった。でも字幕を出してなんとかくらいついた

フィリピンの友達とはたまにチャットしていた。それでも英語を話す機会がほとんどなかった。今思い返すと、日本に来ている留学生と語学パートナーになるべきだった。まあ、当時は語学パートナーという概念自体を知らなかったのだが。

ヨーロッパの学生プログラム(IW)に参加

大学2年の終わりに、International Week (IW) というプログラムでベルギーに行くことになった。期待と不安を胸にプログラムに参加した。

海外ドラマの会話スピードに慣れていたおかげで、聞き返すことはほとんどなかった。しかし、ヨーロッパの学生の英語力の高さに少し圧倒された。自分的にはものすごく英語ができるようになったつもりだったが、会話についていくので精一杯だった。それから、自分の知識不足(宗教、歴史…)のせいで会話に入っていけないこともあった。

プログラム自体は楽しめたし、新しい友達ができたのはよかった。だが、彼らと同じように英語が話せない自分に劣等感を覚えた。

この時期にアメリカ留学を決心した。もっといろんな人に会いたかったし、もっと英語がうまくなりたかった。

日本版のIWに参加

日本に帰ってからも、海外ドラマは見続けた。この頃は、字幕なしでフルハウスを見れるようになっていた(何回も見ているからある程度セリフを覚えていた)。相変わらず、1日3時間は英語に触れていた

読みのほうに関しては、Japan Times などに手を出していた。スラスラ読めるというわけではなかったが、大意はつかめていた。今思い返すと、もう少し簡単な英文を読んでいたほうがよかった。

すでに何回も書いているが、英語を話す機会を見つけるのが難しかった。いろいろ迷ったあげく、その年に夏に開催された IW West Japan に参加した。その時には英語で話すことに苦を感じなくなっていた。自分の考えもある程度表現できた。ただそれは2、3文に限ったことで、1~2分続けて話すといったことはできなかった

秋も引き続き海外ドラマを見ていた。フルハウスとチャックには飽きたので、24を見ることにした。この時は初めて見るドラマでも、字幕なしで話のあらすじは理解できるようになっていた。ただ、役者の話すスピードが速すぎて理解できていない箇所が多々あった。なので、なるべく字幕ありで見るようにしていた。

3月に受けたTOEICでは、865点(L:425 , R:440)とれていた。もちろんテスト対策はなし。たしかこの時はカラオケオール明けで試験を受けた(笑)。本当は900点とって留学に臨みたかったのだが。

TOEICで800後半をとりいざシアトルへ

待ちに待ったアメリカ(シアトル)留学。リスニングに関しては申し分なかった。よっぽど早い会話でない限り、普通に理解することができた。また、最初の3ヶ月(第一クウォーター)はESLのような授業を受けていたので、そこまで英語に困ることはなかった。ただ、現地で知り合ったアメリカ軍人には発音・文法をよく直された

第二クウォーター・第三クウォーターは学部の授業を受けた。主にコミュニケーション系の授業をとった。ライティングの授業もとっていた。自分としてはTOEIC900近い実力に達したので、ネイティブとの差は詰まっていると思っていた。だが実際は、自分とネイティブとの間に天地の差があることがわかっただけだった。

普段の会話ではある程度しゃべれても、議論になったとたん打ち負かされてしまう。グループワークでは、自分のほうがよい意見を持っていても、相手のほうが英語できるので押し負けてしまう。そうした差は、自分がある程度英語ができるようになって初めてわかったことだった。正直な話、この差は一体どうやったら埋まるのかとマジで悩んでいた。

この時期に地元の学生やほかの国からの留学生と友達になれた。彼らとはよく授業終わりに遊んだり、週末どこかに出かけたりした。とくにネイティブの友達には、発音や文法を直してもらった。彼らと過ごした時間は楽しかったが、ネイティブとの差を痛感する日々だった。

留学最後の三か月間は、無休のインターンシップをした。シアトルにある語学学校で受付やビラ作りをした。初めてシアトルに来た日本人学生の通訳係をすることもあった。個人的には、電話対応が一番難しかった。

帰国間近には、アメリカの人の友達が「英語本当にうまくなったね」と言ってくれた。自分ではあまり気づいていなかったが、その言葉は本当にうれしかった。

日本に帰国後

日本に帰国した後も、毎日英語に触れていた。ドラマ(How I met your mother や The Big Bang Theory) やニュースをよく見ていた。この時期には、字幕なしでもかなり細部まで理解できるようになっていた。アメリカでできた友達とは、たまにチャットしていた。読みに関しては、インターネット上で英字新聞などを読んでいた。

海外大学院の情報を調べ始めた。情報収集(募集要項やビザのこととか)はすべて英語でやった。いろいろと迷ったが、ドイツの国公立大学を目指すことにした。理由は自分の学びたいプログラムがあること。それから、授業料が無償であること。彼女(IW West Japanの時に知り合った人)との将来もあったし。

進学希望の大学はIELTS6.5を最低ラインとしていたが、それも難なく突破できた。試験対策はあまりしなかった。模擬テストを一回やっただけ。

海外(ドイツ)の大学院へ

いざドイツの大学院へ。授業や試験はすべて英語。まわりの学生も自分と同じくらい英語ができる(IELTSなら7はゆうに超えるくらい)。なので、ほかの学生との意思疎通で困るということはほとんどない。

今では、ニュースやドラマなどは字幕なしでわかる(映画はものによる)。もちろん知らない単語や表現はまだまだあるが、たいていの場合は文脈から即座に推測できる。できないときは、英語で意味を調べている。また、1~2分の即興スピーチもできる

これからはアメリカの中学・高校で扱う科目を独学するつもり。それが終わったら、バイリンガルを名乗ろうかな…

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