カールスルーエ工科大学(KIT)について [キャンパスや学費、学生生活を紹介]

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カールスルーエ工科大学の簡単な紹介

カールスルーエ工科大学 (以下KIT) はドイツの名門工科大学9校 (TU9) のうちの一つです。TU9にはあの有名なミュンヘン工科大学など、名だたる大学が集まっています。

Wikipediaによると、「KITは世界100大学に常に入り、工学系の中では現在ドイツで最も評価が高い」らしいです。

KITはカール・ベンツが卒業し、ヘルツが教員をしていた大学でもあり、広場には二人の銅像があります。それから、カールベンツスクールという英語だけで機械工学を学べる学科もあります。

大学全体で見るとドイツ語が主流という印象ですが、海外からの研究員がたくさんいるという研究室では英語がよく使われます。

ちなみに、KITは奈良先端科学技術大学院大学と交流があり、情報系の研究室では互いに留学を行っているようです。KITはほかにも、東京大学や京都大学、大阪大学、東北大学などと協定を結んでいます。

参考 KIT

カールスルーエ工科大学の主なキャンパス

Campus Süd

カールスルーエの中心街のすぐ近くに位置するキャンパス。僕が通っている研究室は小児病院を改築した建物の中にあって、いまだに手術室などが存在しています。

Campus Nord

もとはカールスルーエ研究センターの敷地でしたが、2009年に統合されてKITになりました。中心街からはだいぶ北に位置しています。

学生としての利点

授業料は格安か無償

EU外の学生はセメスターごとに1500€の授業料を支払います(2017/2018のwinter semesterより導入)。

ただし、DAADの奨学金をもらっている学生やDoctoral students、交換留学生、Erasmusの学生は、授業料を支払う義務はないようです。

詳しくはKITのホームページを確認してください。

参考 Tuition feesKIT

学生証

学生証はプリペイドカードになっていてお金をチャージすることができます。これを使って学食(メンザ)やカフェテリアなどで食事などをすることができます。

メンザでは学生証がないと基本的に食事ができなかったり、一般客として割高な金額になってしまったりします。

また、セメスターごとにKITの学生ホームページから切符を印刷しておくことで、18時から翌日6時までの間、KVV networkを自由に使うことができます。

指定時間外にもKVV networkを使いたい場合は、別途でKVV student ticketを購入する必要があります。

参考 TransportationKIT

カールスルーエ工科大学の学食

学食(メンザ)

KITのメンザはまずくありません!!(はずれをひかない限りは笑)

メンザには1~6のライン、シュニッツェルバー、カリーブルスト、ピザ・パスタのラインがあります。ライン1~6はベジタリアン向けメニューと一般向けの2つ主食があります。

だいたいメインプレートは3€程度で、ライン2-6では自由に副菜を取ることができます。主食・副菜二品(ポテト・ヨーグルト)を取って5€程度になります。日本人には主食でも結構量が多いです。

  1. 2.60€で主食一品と副菜一品が食べられる。
  2. 魚系が多い。セメスターの変わり目はやっていない。
  3. 雑多な炒め系が多い。
  4. 雑多な炒め系が多い。
  5. 肉系。副菜の種類が多め。
  6. ファンシーライン (fancy line) と呼ぶ人もいる。ここだけ主食が6ユーロくらい。ボリューミーで盛り付けにも少しこだわってるのがわかる。充実したサラダバーもあり、魅力的なライン。
シュニッツェルバー

シュニッツェル(とんかつのドイツ版みたいなもの)を中心にしたバー。グラム売りしてる。ドイツ人曰く、衣の揚がり方でおいしさが違うらしい。

カリーブルストライン

カリーブルスト専用ライン。ライン1-5が微妙だとここに長い列が出来上がる。

カリーブルストはドイツ南部の有名な料理で、ソーセージ(ドイツ語でブルストと言う)をカットしてその上にピリ辛ソースとカレー粉をまぶした料理です。
一般的にポメス(フレンチフライ)と一緒に食べます。パンは無料なので取り忘れに注意。カレー粉は1~6までの辛さが選べてセルフで好きなだけかけられます。

ピザ・パスタライン

2018年秋にオープンした新しいライン。5€以下で大きなピザが食べられます。こちらのラインも1~5のラインが微妙だと並びます。とくにパスタは時間がかかるので友達と一緒のときは気を付けよう!

カフェテリア・売店

カフェテリアでは各種パンとドリンク、軽食が売られています。コーヒーショップもメンザ横にあります。またAKK(アーカーカー)という学生が運営している売店ではコーヒーを50セントで飲むことができます。

ドイツ人にとってランチの後はコーヒーブレイクがあたりまえです。コーヒーと言っても、アメリカンのコーヒーではなく基本的にカプチーノです。

あとはオレンジ丸絞りの100%ジュースやクラブマテと言われる軽い強壮剤が人気です。天気がいい日は外で立ち話をしながらのんびりとカプチーノなどを飲みます。

カールスルーエ工科大学の学生生活

住まい

学生は基本的にWG(ヴェーゲー)と呼ばれるシェアアパートメント暮らしをしています。

WGはひと月当たり300€程度が標準価格で、500~600€払えば個人のフラットを手に入れることができると思います。

日本からウェブサイトを通じていい条件のWGをみつけるのは難しいので、現地の知り合いのつてを頼るのがベストです。

学生寮もありますが、常に満員のため入るのはだいぶ前から準備しないと入寮は困難です。

ちなみに、海外の人たちは割とざっくりしていてマイペースです。シェアルームで大音量の音楽を流したり、水たばこで煙を充満させたり、食器を片付けずに放置したりします。

そういうのが気になる人は、条件のいいシェアアパートメントか個人のフラットを探すことをお勧めします。

暮らし

カールスルーエはこぢんまりとした街ですが、十分にお店もあり、日々の生活でほとんど電車に乗る必要がないため便利です。

ドイツの人たちは自然と触れ合うことが好きです。ウォーキング、サイクリングなど、とくにボルダリングが人気です。

研究生活

ドイツ人は朝が早いと言われます。ドクターになると雇用されているという責任感も合わさって、9~10時の間にはほとんどの人が研究を始めています。12時前にランチに行って、13時前からまた研究を再開し、18時前に帰るという生活スタイルです。もちろん忙しい人は20時くらいまでいたり、土日も研究室にいたりします。

バチェラーやマスターの学生は基本的に6か月で学士・修士論文を仕上げます。どの学生にもドクターかポスドクのスーパーバイザーが付きます。

彼らに指導してもらいながら、彼らの研究の一部分を補助して論文としてまとめます。4か月で中間発表、5か月で最終発表、残りの1か月で論文を書くという流れが一般的です。ただゴーサインはスーパーバイザーによって出されるので、彼らの判断によって期間は多少前後します。

また論文を書きながら、スチューデントアルバイターとしてお金をもらっている人もいます。日本にはない制度でとてもうらやましいです。。。

今回の記事はKITに通う学生に寄稿してもらいました。情報は2019年時点のものになります。

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