今回の投稿では、旅に関する本を10冊紹介します。
読むだけで、まるで自分が旅に行ったような気分になれる、旅をしたくなる、そんな本ばかりです。
目次
旅のベストセラー本
深夜特急
旅小説の金字塔。著者・沢木耕太郎さんが自身の一人旅を緻密に描いた一冊で、香港・マカオからシルクロードを通り、ロンドンに至るまでに彼が見たもの、感じたものについて細かく書かれています。
旅の出来事が非常にうまく描写されており、本を読むだけでまるで旅をしているかのような気分が味わえます。
ガンジス河でバタフライ
著者のたかのてるこさんが自身の旅をエッセイとしてまとめた一冊です。人生初の海外旅の経験がありありとつづられています。
ただ単に笑えるというだけでなく、彼女が旅の途中で見たこと、感じたことを通して、いろいろと考えさせられる構成となっています。旅の醍醐味が詰まった一冊と言えるでしょう。
何でも見てやろう
著者・小田実さんが自身の海外経験をまとめた本です。
具体的には、フルブライト留学生としての1年間のハーバード大学での生活、そこからアメリカ南部、メキシコへを経て、1日1ドルの世界旅に出発するという内容です。
本の所々で、日本と訪れた国の文化比較がなされています。発行から60年以上が経っていますが、著者の考察(観察)は今の時代にも通じるところがあります。
行かずに死ねるか
著者の石田さんが7年半にわたる自転車旅をエッセイとしてまとめた一冊です。山あり谷ありの旅の経験がありありとつづられています。
「おれの旅はすごいだろ」といった感じは一切なく、彼が心の底から旅を楽しんでいることが感じ取れます。読んでいるこちらも実際に旅行しているような気分になれる、心を踊らされる、そんな一冊です。
笑える旅の本
ど・スピリチュアル日本旅
「ガンジス河でバタフライ」の著者による、日本旅のエッセイです。
主な内容は、和歌山の高野山の宿坊、三重の伊勢神宮におかんと行く、北海道の二風谷でアイヌの家にホームステイ、沖縄で魚突き+飲んだくれ民宿、となっています。
読み物としておもしろいだけでなく、日本の良さもしっかりと伝えている一冊です。
旅の理不尽
著者の宮田さんが自身のアジア旅をエッセイとしてまとめた一冊です。
本書はほかの旅行記とは感じが違い、旅先での残念(トホホ)な話と彼の妄想話がメインとなっています。ただ、本自体の出来はよく、たくさん笑えること間違いなしです。
若者向けの旅の本
僕らの人生を変えた世界一周
世界一周団体・TABIPPOによる、旅のエッセイです。世界を旅して人生を変えた50人の経験談が一冊にまとめられています。
本に出てくる人たちは主に、学生や若い社会人です。同世代の若者がこの本を読めば、元気をもらえること間違いなしでしょう。
僕が旅に出る理由
世界を旅した大学生100人の経験をまとめた旅のエッセイです。各登場人物の熱い思いが伝わってきます。
旅をしたことがない人、路頭に迷っている大学生におすすめです。きっと何かつかめると思います。
旅がなければ死んでいた
「世界を旅するラブレター」というブログを運営している坂田さんが書いた、世界一周旅のエッセイです。
本の具体的な内容は、モンゴルは乗馬+トナカイ遊牧民探し、ギリシャのヌーディスト・アイランドで、全裸のテント暮らし、ムスタン王国で本物の王子さまを謁見、ケニアのスラム街で、地元アーティスト集団と密造酒を飲みまくる日々、ペルーのアマゾンで、強力な幻覚剤を飲んでシャーマンの儀式に挑む、などです。
あの日、僕は旅に出た
「旅行人」という雑誌の編集長をしていた人の半世紀をまとめた本です。旅のエッセイというよりは、彼の人生の振り返りが主となっています。
本の前半部分では、中国、東南アジア、南アジア、中東、アフリカ旅が中心となっており、後半部分では、雑誌「旅行人」の発行やガイドブックの政策などがまとめられています。
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