留学

大学生のための留学の手引き

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留学はしたほうがいいの?

留学の種類ってどんなのがあるの?

安く行ける留学はないの?

といった疑問を解消してきます。

大学生は留学をするべきなのか

ぼくは1人の留学経験者として、この質問に“はい”と答えます。理由は以下の通りです。

留学は語学の上達を含め、自己の成長につながりやすい

留学は自分の人生に新たな選択肢を運んでくれることもある

ぼくは大学4年生を休学して、アメリカのシアトルに1年間留学しました。アメリカ留学を通して、自分には国際的な環境 (いろんな国籍の人がまじりあっている環境) が合っていることに気づき、海外の大学院に進学しました。

学部留学と大学院留学を通して、自分の専門を英語で学べただけでなく、自分と違う価値観を持っている人に対する寛容さや異文化理解能力がものすごく上がりました。もし大学4年生の時に留学に行っていなかったら、日本で普通に就活して仕事に就いていたでしょう。もしそうなっていたら、ここまで成長していなかったと思います。

たまに「留学なんてしたって無駄」といったことを耳にしますが、それは他人が決めることではないです。留学に行って自分が設定した目的を達成できたのであれば、その人にとってその留学は成功なのです。そこに他人の入り込む余地はありません (自分の留学経験を他人にうまく伝えられるかどうかはまた別の話ですが)。

留学のよいところはほかにもあります。それは

一定期間の海外滞在を通して、日本とほかの国の違いを知ることができる

点です。日本とほかの国の生活や働き方を比較することで、自分によりあった人生を選んでいくことができます (海外が合っていると思えばそこにとどまればよいですし、海外が合わないと思えば日本に戻ればよいのです)。

結局のところ、留学は自己の成長につながりやすいだけでなく、自分の人生を見つめなおすよい機会にもなります。留学してみたいと少しでも思っているのであれば、すぐに行動に移しましょう

大学生ができる留学の種類

留学には主に3つの種類があります。1つ目は、語学の上達を目的とした“語学留学”。2つ目は、大学間の協定による“交換留学”。3つ目は、海外の教育機関で学位を取得することを目的とした“正規留学”です。ここからは、上記3つの留学の長所や短所を紹介していきます。

語学留学

語学留学のよいところは、手軽に行けるところです。留学エージェントを介せば、おんぶにだっこで留学に行くことができます。また、留学期間を自分で選ぶことができます (2週間という短い期間のものから半年や1年間といった長期のものまで)。

語学留学の欠点は、語学学校の授業料や滞在費は基本的に自腹という点です。そのため、留学先としてアメリカやカナダ、オーストラリアを選ぶと、どうしても費用がかさんでしまいます (生活費を月10万円とすると、1年で120万円かかります)。

ほかにも、留学先でほかの日本人のクラスメイトとばかり過ごしてしまった結果、英語が全然上達しなかったなんてことも普通にあります (ほかの言語でも同じ)。そういった事例を耳にされた方も多いはずです。

語学留学はお金をだせば誰でも簡単に行けます。その反面、その留学が自分にとってためになるものかしっかりと見極めないと、留学が終わってから「こんなはずじゃなかったのに」なんてことになってしまいます。その点は注意してください。

交換留学

交換留学のよいところは、費用対効果が抜群によいところです。
まず交換留学に行く際は、基本的に自分が今通っている大学に学費を納めます。そのため、学費が高いと言われるアメリカやイギリスの大学であっても無理なく行けます。語学留学と違い、留学先の学校が日本人ばかりなんてこともありません。

それから、交換留学は奨学金制度が充実しています (大学からもらえる奨学金やJASSOの奨学金、地方自治体の奨学金など)。うまく奨学金を勝ち取ることができれば、お金をほとんどかけずに留学することができます。

ほかにも、交換留学は大学間の協定によって行われるため、留学制度がしっかりしています。応募の段階でTOEFLやIELTSのスコアを提出しなければなりませんが、しっかり勉強すれば大丈夫です。

交換留学の短所はほとんどありません。強いて挙げるとするならば、卒業が1年遅れてしまうかもしれないことです。ただし、近年では留学の社会的認知度がよい意味で高くなってきています。なので、学年が1つズレることはそれほど問題にはなりません。就活などでも、おそらくプラスに見られることのほうが多いはずです。

正規留学

正規留学では、海外の大学(院)に進学して学位を修めることになります。なので、語学留学や交換留学とくらべると、難易度が格段にあがります

まず出願や渡航準備が大変です。日本語では出願に関する情報がほとんど出てきません。プログラムによっては、前例がないこともあります (ぼくがミュンヘン工科大学のComputational Mechanicsというプログラムに応募した時がまさにそうでした)。

それから、高い英語運用能力が求められます (英語以外の言語でも同様)。プログラムによりますが、IELTS 7.0 や TOEFL 100前後は普通に要求されます。もしアメリカの大学院に進学するのであれば、GREも受けなければなりません。(アメリカのコミュニティカレッジに進学するのであれば、そこまで高い英語力は求められません。)

正規留学は敷居が高いですが、その分得られるものが多いです。まず、現地の学生やほかの国からの留学生との出会いがあります。そういった学生と交流できることは、自分の成長につながりやすいです。

また、卒業後その国に残って働きくこともできます。たとえば、ドイツでは大学(院)を卒業すると、就労ビザを取得することができます (就労ビザに関しては国によって制度が違うので、正規留学をする際は事前に調べるようにしてください)。

準備は大変だけど、ものすごく成長できる”、それが正規留学です。

大学生が応募できる留学用の奨学金

JASSOの海外留学支援制度 (協定派遣)

交換留学用の奨学金。自分が通っている大学を介して応募する。都市によってもらえる額は変わるが、月に6万円はもらえる。

URL:https://www.jasso.go.jp/ryugaku/study_a/scholarship/haken/

トビタテ留学JAPAN

官民協働の留学支援制度。政府が力を入れているだけあって、支給額が手厚い。月12万円 (地域によっては16万円) にくわえて、留学準備金などが支給される (日本学生支援機構の第二種家計基準を超える場合は月6万円の支給となる)。また、ホームページ上に過去にトビタテの奨学金をもらって留学した先輩たちの体験談などが挙がっている。

URL:https://www.tobitate.mext.go.jp/

JASSOの海外留学支援制度 (海外大学院学位取得型)

海外の大学院で学位を取得する人にむけた奨学金。支給額は都市によって異なるが、月8万円はもらえる。応募の段階で TOEFL 100 以上、IELTS 7.0 以上が求められる (進学希望の大学院の基準がそれよりも高い場合はそれに従う)。

URL:https://www.jasso.go.jp/ryugaku/tantosha/study_a/long_term_h/2019.html

このほかにも、留学用の奨学金はたくさんあります。奨学金に応募して落ちたとしても失うものはなにもありません。どんどん応募していきましょう。

ぼくが大学生に戻ったらどのような留学をするか

ぼくが大学生に戻ったとしたら、交換留学を選びます

理由は先ほども説明した通りで、費用対効果がよいからです。そして交換留学に行く際は、必ず奨学金に申し込みます (とくにJASSOの奨学金とトビタテ留学JAPANの奨学金)。

留学先では、現地の学生だけでなくほかの国からの留学生とも積極的にからみます。そうすることで、異なる価値観を持っている人からたくさん刺激を受けることができます。

交換留学に行って海外の生活や働き方を知り、それらが自分に合っていると思えば、海外の大学院に挑戦します。

ぼくなら語学留学は選びません

理由は簡単で、英語を学ぶだけなら日本でも十分にできるからです。たとえば、リスニングとリーディングの教材はインターネット上にいくらでもあります。スピーキングに関しても、オンライン英会話などがあるので、努力次第でいくらでも鍛えられます。この話に興味のある方は、大学1年生にもどって英語を勉強しなおすとしたらをご覧ください。

ぼくは語学留学を否定するつもりはありませんむしろ留学に行くこと自体には賛成です

どの留学を考えているのであっても、その留学が次につながるようなのものであるなら、絶対にしたほうがよいです。

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