今回の投稿では、ドイツ式のボードゲーム・カードゲームを紹介します。どれも面白いものばかりです。
ここで言うドイツ式とは、非電子型 (アナログ) のことを指します。
ドイツ式のボードゲーム
カタンの開拓者たち
カタンの開拓者たちとは無人島を開拓していき、最後にもっとも繁栄していたプライヤーが勝つというボードゲームです。
ゲームの盤面は六角形のタイルを並べて作られていています。そこから土地に対応した資源を採取し、その資源を使って道や家、街を作っていきます。開拓度合いを点数化して、自分の番に10点に達していれば勝ちです。
多少の運要素はありますが、他プレイヤーと資源の交渉ができるなど、戦略的な部分も十分にあります。
ちなみに、カタンの開拓者たちには日本選手権や世界大会があります。
- プレイ人数:2~4人 (主に3人か4人)
- 準備時間:10分ほど
- プレイ時間:60~90分
カルカソンヌ
カルカソンヌとは各プレイヤーが正方形のタイルを並べながら、うまく点数を稼いでいくボードゲームのことです。
ゲームを始める時点では1枚のタイルしかなく、そこから既存のタイルの絵柄と合うように新しいタイルを並べていきます。ルールさえ守ればどこにタイルを置いてもかまわないので、プレイするたびに違った地形が出来上がります。
カルカソンヌは一見タイルを並べるだけのゲームに思えますが、先を予想しながらプレイしたり、点数の稼ぎ方を考えてプレイするなど、やりこみ要素がものすごくあります。大人でも思っている以上に楽しめます。
ちなみに、カルカソンヌは古代ローマ時代に実在した、フランス南部の要塞都市をモチーフとしています。また、日本選手権や世界大会もあります。
注:カルカソンヌJは日本オリジナルのゲームです。内容はオリジナルのカルカソンヌとほぼ同じですが、タイルの種類が少し異なります。
- プレイ人数:2~5人 (拡張セットを合わせると6人)
- 準備時間:5分ほど
- プレイ時間:30分ほど
マジックメイズ
マジックメイズはプレイヤー全員が協力して脱出を目指すボードゲームです。
このゲームの面白いところは、プレイヤー1人1人が別々の行動カード (右に進むとか) を持っていて、プレイヤー間で会話ができない点です。
アイコンタクトなどをうまく使いながら、プレイヤー同士で意思疎通をはかろうとするのですが、これがなかなかうまくいきません。
ゆっくり進めばいいと思う人がいるかもしれませんが、砂時計による制限時間があります。またコマが4つあるので、それらすべてに注意を払わなければなりません。
個人的には、4人程度でプレイすることをおすすめします。人数が多くなるとアクションカードがかぶったり、各プレイヤーの思惑が一致しなかったりと、思うようにゲームが進みません。
- プレイ人数:1~8人
- 準備時間:5分
- プレイ時間:15分ほど
ブロックス
ブロックスとは4色のブロックを盤面に並べていくボードゲームのことです。
ルールはいたって簡単で、各プレイヤーは20X20マスの盤面上に自分の色のピースを置いていきます。その際、自分の色のピース同士が頂点で接していて、かつ辺で接していない場所にしか置けません。
ピースを置くのを繰り返しながら、全員がピースを置けなくなるまで続けます。
盤面上に置けなかったピース1マス分につきー1点で、すべてのピースを置くことができれば15点もらえます。最終的に点数が一番高かった人の勝ちです。
ブロックスでは、いかに相手を妨害しながら自分のピースを置けるかがカギとなります。プライ時間は短めですが、予想以上に頭を使います。
- プレイ人数:2~4人
- 準備時間:5分以下
- プレイ時間:20~30分
ドイツ式のカードゲーム
ニムト
ニムトとは七並べに少し似たカードゲームのことです。
ニムトのカードには数字 (1~104のどれか) と牛のマーク (1つもしくは複数) が描かれています。
初期の場には4枚のカードがタテに並んでいて、各ターン、プレイヤーは手札からカードを一枚選択し (全員一斉に出す)、それを七並べと似たような感じで場に並べていきます (数字が小さい順に処理)。
列の6枚目にあたるカードを出すと、もともとあった5枚のカードを回収しなければなりません。ゲームの最後で、回収したカードに記されている牛のマークの数を合計します。そして、一番多くの牛のマークを持っていた人が負けです。
プレイ人数は4、5人がおすすめです。ぼくは以前10人でニムトをやったことがありますが、カオスそのものでした(笑)。
- プレイ人数:2~10人
- 準備時間:5分以下
- プレイ時間:長くて15分
レジスタンスアヴァロン
レジスタンスアヴァロンとは、人狼に似たカードゲームのことです。
ゲームの初めに役職が書かれたカードを各プレイヤーに配布し、赤チームと青チーム (人狼で言うなら人狼と村人) に分かれて戦います。
だましあいや推察力が求められる点では、レジスタンスアヴァロンと人狼は非常に似ています。しかしながら、レジスタンスアヴァロンではゲームの最後まで脱落者が出ません。
また、赤チーム (人狼側) は青チームのマーリンという役職 (人狼なら占い師) をゲームの最後に言い当てることで、逆転勝利をすることができます。
「ルールは少しややこしいけど、脱落者が出ないうえに司会進行がいらない。そして、最後の最後まで気が抜けない」、レジスタンスアヴァロンはそんなカードゲームです。個人的には、人狼よりレジスタンスアヴァロンの方が好きです。
- プレイ人数:5~10人
- 準備時間:5分以下
- プレイ時間:30分 (長ければ60分)
Exploding Kittens (こねこばくはつ)
Exploding Kittensとは山札からカードを一枚ずつ引いていき、Exploding Kitten (爆発カード) を引いたら負けという、至ってシンプルなカードゲームです。
特殊な効果を持つカードを使うことによって、対戦相手に爆発カードを引かせたり、自分が爆発カードを引くのを回避できたりします。
Exploding Kittensはルールが簡単で一回のプレイ時間が短いので、ちょっと時間をつぶしたいときや友達と簡単に盛り上がりたいときに重宝します。
- プレイ人数:2~5人
- 準備時間:5分以下
- プレイ時間:20分ほど
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