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シアトルからサンフランシスコまで夜通しドライブ!?

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今回の投稿では、シアトルからサンフランシスコへの夜通しドライブを紹介していきます。

前回までのおさらい

旅のメンバーは私とT君、K君、S君の計4人。サンフランシスコまではYさんも同乗。K君はアメリカの免許を持っていないため運転できない。S君は出発の日の朝、フルマラソンを完走した。私は免許をとってから一度も公道で運転をしたことがない。いわゆるペーパードライバーである。

ペットボトルの水を40本とポテチなどが入っているお菓子の大ケースはあらかじめ購入してある。(購入場所はコストコ・Costco。ご存知の方も多いのではないか。ちなみに、英語ではtを読まないため、発音はコスコとなる。)

いざシアトルを出発

シアトルから最初の目的地であるサンフランシスコまでは1300km。グーグルマップで調べたところ、軽く12時間はかかる。オレゴン州で一泊するよう周りからすすめられたが、旅の日程が詰まっているため議論の余地はない。とはいえ、きちんとした作戦がなければ、すべての目的地を制覇するどころか、サンフランシスコにさえたどり着けずに旅が終わってしまう。そこで、われわれは以下の作戦を立てた。

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まず、私の運転でルート5に乗りポートランドまで南下する。(奇数は南北、偶数は東西に走る高速道路を意味する。) ポートランドで夕食をとり、T君と運転を交代する。T君がつかれたら、Yさんと運転を交代する。Yさんの次は、疲労から回復したS君が運転をする。そのころまでには、私の体力も全回復しているはず。私がS君と運転を交代し、サンフランシスコにたどり着く。

一人3時間運転すれば、計算上問題はない。途中、運転手が眠むりそうになったら、助手席の人が運転手を起こす。この間、運転を許可されていないK君にはしっかりと応援してもらう (笑)。

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時刻は夕方の5時頃。旅のメンバー全員を車にのせ、いよいよシアトルを発つ時がきた。まずは予定通り、私の運転でポートランドを目指す。

とはいっても、複数の高速道路が交差するシアトルのダウンタウン (下の写真) を抜けだすのは、ペーパードライバーにとって非常に難易度が高い。さらに、夕方の5時頃といえば、帰宅ラッシュの時間である。

案の定、高速道路は非常に渋滞しており、思うようにルート5の車線に入ることができない。自分でいうのもなんだが、免許を取得してから初めて運転するのが海外、しかも長距離運転とはなんとも酷である (笑)。

同乗者の4人に周囲を見てもらい、やっとの思いでルート5の車線に入る。一度目的の高速道路に乗ってしまえば、あとはポートランドまで南下するだけだ。ダウンタウンから離れるにつれて、渋滞が徐々に緩和されていく。こうなれば、アクセルを踏んでいるだけでよいため、ペーパードライバーでも十分に対応できる。

とくに大きな問題もなく、3時間ほどでポートランドに到着。免許を取得してから初めて公道で運転したわりには、よくできたほうである。ここで予定通り夕食をとり、T君と運転を交代。

オレゴン州をひたすら南下

日本で運転していたというだけあって、T君の運転は私のそれとは安定感が違う。車間距離も十分だ。途中、雑談などをはさみながら、ルート5を南下していく。

3時間ほどたったところで、予定通りYさんと運転を交代。時刻は夜中の12時頃。グーグルマップの情報によると、目的地まであと半分の距離だ。

これだけ走ってまだ半分かという思いから、みなの顔に少しずつ疲労の色が見え始める。それとは対照的に、フルマラソンの疲れがとれ始めたのか、S君が少しずつ元気になってきている。足の容態も大丈夫そうなので、Yさんの次はS君が運転することになった。

Yさんの運転で2時間ほど進んだところで、気分転換のために休憩。アメリカの道路は日本のそれと比べると、1.2~1.3倍は幅が広いため、気軽に路肩に車を止めて休憩をとれる。

夜中の2時ともなると、ほとんど車が走っておらずとても平穏だ。空を見上げれば、見渡す限りの星空。都会では決して見ることができない景色だ。期待と不安が入り混じる気持ちを感じながら、この旅の行く末に思いをはせる。私にとってオレゴン州の思い出といえば、この星空ぐらいしかない (笑)。(オレゴン州に思い入れのある方ごめんなさい。)

ここからは、フルマラソンから回復したS君の運転でルート5を南下していく。次の運転者は私であるため、この間に体力を回復させておかねばならない。しかし、アメリカの道路は舗装が行き届いていない場合が多く、走行中車が上下によくゆれる。これでは思うように寝付けない。

2時間ほどたったところで、S君の足が急に悲鳴をあげ始めた。どうやら、思ったほど回復していなかったらしい。S君に無理をさせるわけにはいかないので、代わりに私が運転することに。時刻は朝4時頃。普段ならベッドの中で気持ちよく寝ている時間帯だ。自分の体が眠いというシグナルを発しているのが感じられる。それでも誰かが運転しなければならない。自分の体に鞭を打ち、ゆっくりと運転席へ。

30分ほど運転したところで、急に睡魔が襲ってきた。初めのうちは自分の意志で抵抗できていたが、徐々に睡魔の力に押され始める。自然と瞼が閉じていく。意識が遠のきかけたところで我に返る。眠りにつかないように頭を振る。このサイクルを幾度となく繰り返す。ふと助手席の方に目をやると、S君が豪快に寝ている。いっそのこと自分も眠ってやろうかと思う (笑)。いやそれはダメだと自分に言い聞かせ、運転に集中しようとする。しかし、体がいうことをきかない。抵抗むなしく、瞼が完全に閉じてしまった。

道路の端に設置されている白線の上を走っていることに気づき、ハッと目が覚めた。5秒ほどだっただろうか。車を運転している意識が全くなかった。ことの顛末を4人に話したところ、誰も覚えていないという。つまり、旅のメンバー5人全員が同時に眠っていたことになる。まったくもってひどい有様だ。幸い事故には至らなかったが、かなり怖い思いをした。運が悪ければ、不幸な形で新聞の一面を飾っていた可能性だってある。無理のある運転は今後絶対にしないと心に誓った。

私の体力が限界であることに周りも気づき、比較的体力の残っているT君が私と運転を交代することに。そこからは彼の運転で一気にルート5を南下。そんなこんなで、朝の7時ごろにはサンフランシスコにたどり着くことができた。

アメリカ西海岸縦断車旅②はここまでになります。

[次回]

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